撮影・執筆:Daily GIF89a編集部
今回は、手書きのパラパラ漫画GIFの作成方法を解説する。5分以内でできるということ、そしてどんなに絵が下手でもできるということにフォーカスをして作成をする。カメラと紙と鉛筆とPCをご用意頂きたい。記事内ではPhotoshopを用いているが、無料のフォトレタッチツールのGIMPや、ブラウザ上で写真を順々にアップロードすることでパラパラ漫画のGIFアニメを作ることができるので、そちらは他の記事も合わせてご覧いただきたい。
A.ブラウザでアップロードするだけでできるGIFアニメの作り方
それでは早速解説を始めよう。完成したパラパラ漫画GIFアニメはコチラ
【今回作成したパラパラ漫画GIFアニメ】
via GIFMAGAZINE
【サンプルファイル】
今回撮影したファイルはご自由にダウンロードして使って頂きたい。
【作成手順】
1.紙と鉛筆とカメラを用意する。
2.紙に、正円、少しつぶれた楕円、平たくつぶれた楕円の3つを描く。

3.正円を3回撮影する。A撮影画面の中心(1.jpg)、B撮影画面の左側(2.jpg)、C撮影画面の右側(5.jpg)
A撮影画面の中心(1.jpg)
B撮影画面の左側(2.jpg)
C撮影画面の右側(5.jpg)
4.少しつぶれた楕円を2回撮影する。A撮影画面の左側(3.jpg)、B撮影画面の右側(6.jpg)
A撮影画面の左側(3.jpg)
B撮影画面の右側(6.jpg)
5.平たくつぶれた楕円を2回撮影する。A撮影画面の左側(4.jpg)、B撮影画面の右側(7.jpg)
A撮影画面の左側(4.jpg)
B撮影画面の右側(7.jpg)
6.撮影したファイルをPCに取り込む。
ここまでで作業時間は3分。この後、Photoshopで読み込んで一気に完成させる。
7.PhotoshopやGIMP(無料フォトレタッチツール)に撮影した写真を、レイヤーとして読み込む
8.左右往復する動きをスムーズにするために、7つのレイヤーのうち、次の番号のレイヤーを1度コピーする。(1,2,3,5,6,)
9.全てのレイヤーとコピーしたレイヤーの順番を次の順に並べ替える(1,2,3,4,3,2,1,5,6,7,6,5)
※この画像は下から順に並べている。これを順に表示、非表示にすれば完成である。
10.「ウィンドウ」「アニメーション」でアニメーションウィンドウを起動する。
11.フレームごとにボールが往復するようにレイヤーを表示、非表示にしていく。
12.手順11を11回繰り返す。
13.「ファイル」「Webおよびデバイス用に保存」をクリックし、GIFとして保存する。
14.完成。
via GIFMAGAZINE
完成した手書きパラパラ漫画GIF
いかがだっただろうか。5分では無理だという声が聞こえてきそうだが、今回は作業環境を整えた上で制作を開始し、作業時間5分でパラパラ漫画GIFを作成することができた。左右対称の動きであれば、反転させて撮影するだけでコマ数を削減することができるので、非常に簡単である。紙、鉛筆、カメラが揃ったときは挑戦してみてはいかがだろうか。
撮影・執筆:Daily GIF89a編集部