Julian Glander氏、氏の特徴は独特な配色からくるキッチュさであろう。それは安っぽいわけではない、なんとも絶妙にアートに仕上がっているという表現があっているのではないか。彼はこうも言っている。「自分がクズだと思った作品を、古臭い芸術家らが賞賛しているのが馬鹿らしくて好きです。」と私もその中の一人とも言えよう。ただあえて私は同氏の作品を紹介したい。衝撃的な驚きや、圧倒的なユーモアがあるわけではない、しかしどことなくにじみ出る「クズ作品の諦め」からくる潔さが作品の味を醸成しているのかもしれない。あなたは果たしてクズと思えただろうか?