執筆:Daily GIF89a編集部(中坂明子)
おもしろくてかわいいミニチュア風トイカメラ動画・画像をAfter Effectsで作成しよう。
この記事で理解できること(文章量:5分)
・作業時間5分ほどで、After Effects(アフターエフェクト)、Photoshopを用いて動画、GIFアニメ(画像)を作成することができる。
・ミニチュアトイカメラ風、Tilt shift(ティルトシフト)っぽいおもしろい動画、画像(GIFアニメ)の作り方を理解することができる。
今回制作したGIFアニメ
小さな自動車がジオラマを思わせる風景の中をちまちまと動いている、思わず目を細めてしまうトイカメラ風の動画(GIFアニメ)である。
使用した動画素材
今回は動画を素材とし、以下のサイトの「街」のカテゴリからダウンロードした。
URL:http://xn--hhro09bn9j8uh.com/
動画・画像の作り方の手順
1.After Effectsを起動、ダウンロードした動画素材を読み込む。
2.動画を配置し、「レイヤー」>「マスク」>「新規マスク」を実行、ペンツールを使用して、ミニチュアトイカメラ風にした際に目立たせたい部分にマスクを作成する。
今回の動画では、中心右部分の自動車が走っている部分を目立たせることとし、マスクで切り抜いた。
3.「レイヤー」>「マスク」>「マスクの境界をぼかす」から先ほど作成した切り抜きマスクの境界をぼかす。
ぼかしの値は水平・垂直方向にそれぞれ6とする。
4.もう一度、先ほどの作業分の下のレイヤーに同じ動画を読み込む。
5.下に読み込んだ動画を、「エフェクト」>「ブラー・シャープ」>「ブラー(ガウス)」を適用してぼかす。
ブラーの値は5とする。
6.最後に、ぼかしを入れた下の動画、マスクで切り取った上の動画の2つを選択した状態で、「エフェクト」>「カラー補正」>「色調・彩度」にて彩度を上げておく。このひと手間でミニチュアトイカメラっぽさが出る。
彩度の値を右に52あげておく。
7.レンダーキューに追加し、QuickTime形式で書き出してトイカメラ風動画は完成。
さらにGIFアニメに保存する手順は以前の記事、After Effectsで作ったこだわり動画をPhotoshopでGIFアニメにする方法【GIFアニメの作り方を参照してほしい。
完成したGIFアニメ
制作を終えて
ミニチュアトイカメラ風の画像も同様にPhotoshopで作成することはできるが、After Effectsを利用することにより、さらに表現の幅が広がる。ティルトシフトシフトの画像は見ていて全く飽きないおもしろい画像だ。
筆者は普段からPhotoshop を利用していて、今回執筆にあたり初めてAfter Effectsを使用したが、同じAdobe製品ということもあり非常に操作に慣れやすかった。普段はコマごとに画像を並べる手順で制作をしている方も、ぜひ一度After Effectsを使ってみてほしい。
執筆:Daily GIF89a編集部(中坂明子)
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